伝統的なフィンランド料理
フィンランド料理ってどんなものだかイマイチピンと来てなくて、やっぱり北欧だしサーモンのソテーとかかなあ?くらいの感じで行きました。今回はそんなに日数もなかったので、ついた初日から「せっかくだから伝統的なフィンランド料理の店でトナカイ肉を食べよう!」ってことになり、ガイドブックに載っていて歩いて行ける距離のお店に行ってみました。
何を頼んだら良いのかイマイチわからないので、お店のお姉さんに人気のメニューを聞いてそれを全部取ってみんなでシェアして色々味見してみることにしました。フィンランドの良いところはみんな英語が喋れるので会話ができないストレスがないところ。本当にありがたい。そんなわけで、おすすめの①トナカイのサーロインステーキ②ミートボール③サーモンスープ④ザリガニのサラダをオーダーしました。
結論からいうと全部すっごく美味しかったです!一番恐るおそる頼んだトナカイのステーキが一番感動的に美味しかった!獣臭いのかと思ったら、全然臭みなどなく赤身なのにとっても柔らかくてジューシーで本当に味も美味しかった。もう一回食べたかった!!後で現地の仲間に聞いたらフィンランドでトナカイは少し高級めな牛肉と同じで、ちゃんと牧場で飼育されていて食肉用に出荷されているんですって。もっと北部の寒いところのものだからヘルシンキみたいに南だと少し高くて高級になるらしいのだけど、とても一般的に食べられるんですって。だからジビエ的なものではないんだって。
ミートボールとかサーモンとかも、とっても美味しかったんだけど、総じて感想としては、「IKEAのご飯をすっごく美味しくしたもの」っていう印象でした。
ミートボールもフィンランドで食べたのはIKEAのより俄然美味しかったし、マッシュドポテトもクリーミィで美味しかったけど甘いベリーソースが添えられていて、味の方向性としては同じ~。お肉にはベリーソースが欠かせないんだね!
サーモンスープもソテーしたサーモンが乗っていて(IKEAのよりは新鮮だし、美味しいサーモンだけど)クリーム味とサーモンが合わさっているのでやはり方向性としては同じかな。でも全体的な印象としてはとっても優しい味で飽きない美味しさなんだろうな~って感じでした。
クリスマス料理
「クリスマス料理」って何度も言われたのでなんだろうと思って聞いてみたら、どうもおせち料理みたいな事みたい!
各家庭にそれぞれのレシピやスタイルがあって、沢山作って、みんなで集まって食べて、しばらく一週間くらい残り物を食べるんだって。主には骨付きの豚肉を塩水につけて味をつけて一晩低めの温度でじっくりと焼くらしいよ。それで焼きあがったら表面にマスタードをまぶして30分ほど焼くそうです。いわゆる「とっても美味しい自家製のハム」がメイン料理。付け合せに人参の軟らかく煮たものやポテトを添えるみたい。あとは家々で違うみたいだけど、大体肉と魚はあるみたい。
最近は大家族が減っていて、カップルだけの家とかも多いのでそういう家でも出来あいのクリスマスミールを買うんですって。正に日本のおせち料理と同じ感じですね!
今回私たちも一回、ランチで行ったカフェテリアでたまたま「クリスマスビュッフェ」なるもの(IKEAでもやってるよ!)がやっていたので試しにトライしてみました。普通に美味しかったけど、なんかイベント的に良い経験ができました!笑 ”GLOGGI”というベリーの飲み物みたいなのもクリスマスドリンクなんだって。
クリスマス料理はきっと現地の人のおうちに御呼ばれして自家製のを食べるほうが美味しいのだと思います。でもこれも、この時期に行かなかったら体験できなかったことだからとっても良かった!
ホテルの朝ご飯
今回、ミーティングする会社の場所に近いからという理由で選んだホテルなんだけど朝食の評判が良いというのも楽しみなポイントでした。まず、食事の前に日本人なら感動しそうなのが、「食器がみんなマリメッコ」なところでしょうか。
ちょっとしたことだけどおいてあるマグが全部ウニッコ柄のマグっていうだけですごく贅沢な気分になるよね~。フィンランドはパンの種類が豊富みたいでスーパーなんかでもパンのコーナーがすごい広い!ライ麦パンからデーニッシュまで(デンマークではないけど近いからね)種類がいっぱいありました。寒いから力出すのに炭水化物が重要なのかな?
朝ご飯は”porridge”(ポーリッジ)というおかゆが出てくるみたいであったかいのはまさに日本の白がゆみたいな感じで、牛乳とお砂糖かけて食べるみたい。トライはしてみたものの。。。。うーん。梅干しで食べるほうが良いかな。”Cold Porridge”(冷たいポーリッジ)は牛乳で煮たシリアルみたいなのを冷やしてるのかな?それにベリーとかひまわりの種とかヨーグルトをかけて食べるほうは朝のシリアルって感じで良かったです。
あとあったかいご飯は小さいパンケーキとかカリカリベーコンとかポテトとか普通に西洋朝ご飯な感じかなあ。
時差ボケもあったので毎朝早朝からゆっくり朝ご飯を楽しみました!
最近の流行モノ
最近のフィンランドには中東からの移民が増えているそうで、ケバブなど中東に根付いた料理がフィンランドでも流行っているそうです。フィンランド人にも好まれるように少しアレンジされていたり、マイルドになっていたりするそうですが、私たちも現地のメンバーの気に入っているケバブディナーをいただきましたよ。私は元々GYROとかギリシャ系のケバブとかをニューヨークで子供のころから大好きだったので、納得のお味でしたが好き嫌いは別れるのかな?ちょっと羊くさいのとか苦手だと難しいかなあ?
個人的にはとっても美味しかったです!あと、フィンランドのチューハイ?カクテルみたいなので”Long Drink”っていうのがあるんだけど(飯能のムーミン谷のメッツァでも売っています)これはヘルシンキでオリンピックをやった時に開発されたカクテルなんだって。バーテンダーがちゃんと美味しいカクテルを同じように出せないといけないからとあらかじめ調合されたカクテルとして販売して以来、いまでは国民的カクテルとなっているそうな!これも爽やかでとっても美味しいです♪
やっぱりサーモンが多いのかな
お昼のカフェテリアとか、普通に食べようと思うとサーモンはやっぱり定番見たいです。マーケットのお魚やさんでも街のスーパーマーケットでも、必ず立派なサーモンのフィレが売られています。
とっても美味しいけど、でも毎日だと飽きそうかな。ケバブとかが流行るのもなんとなく理解できた気がしました!でもやっぱりしゃけの子はイクラ。いくらもちゃんと売られていました。食べてはいないけど日本のいくらより塩が効いてそうな見た目だったけど、どうなんだろう。次回はスモークサーモンといくらも食べてみたいところですね。
ファーストフードも食べたよ
ガイドブックで読んで行ってみたいねと話していた”HESBURGER”フィンランドは全国でマクドナルドが70店舗、バーガーキングが40店舗なのに対してHESBURGERは370店舗と圧倒的。元々1966年に北部の小さいバーガー屋さんを始めたフィンランド人が全国に広めて今では大きなチェーンになったそうです。
フィンランドは税金が高いので、子供がいるような一般的な家庭は外食するのでもヘスバーガーとかなんだって。本当にあちこちにあります!!
私たちは最後に帰国する前に最新の大型モールを視察してそのモールの中のHESBURGERに行ってみました。ポテトとドリンクがついた一番人気のバーガーセットで1000円弱くらいかな?マクドナルドとかと大差はない感じだけど、でも普通に美味しかったです。
そんなわけで、今回一番感動したのはトナカイのステーキだけど、またもっと色々なお店の味を試してみたいですね。
知らない国の食の文化を知るって最高嬉しいことなのですよね~。
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