一大決心！
今年の3月くらいからコロナのステイホームモードに入り、色んなこと考えましたよね。最初は怖くて、ひとごとじゃなくて、自分や家族に何かあったどうしよう、なんて不安な事を考えたり遺言の書き方調べたり（笑）もしました。
でも結局は「今あるものに感謝して、今できる前向きなことをして行こう」って思って前向きにステイホーム時間を使おうって事になりました。沢山お料理をしたり、断捨離をしたり。そんな中、「このままいったん落ち着いて、緊急事態宣言が解除されて時間が過ぎても、きっとすぐに元通りになるとは思えないし、出張も海外旅行も減るし、ビデオ会議は続くだろうし、今後家に長くいることになるのは間違いないだろうなあ」と夫婦で話合いました。であるならば！
「家で過ごす時間が人生の中心になるのだとしたら、家の住み心地をよくしたら良いね！」
という事になりました。ちょうどこの頃、買占めが起きたりもしていたのでなるべく買い出しにいったら冷凍ストックなどを増やしていたり、お取り寄せをしたりして、冷凍庫パンパンになっていました。初めは「冷蔵庫を少し大きいのに買い替えよう！」くらいの話だったのですが、段々と話が楽しく展開していくのでした・・・！元々、4月から7月まで、うちのマンションでは、大規模なマンション全体の配管工事が予定されていたのですが、緊急事態宣言の発令に伴い工事が出来なくなっていました。元々去年から、ぼろいユニットバスの交換をしたいと思っていた我が家なのですが、このマンションの配管工事が終わらないことには居室内の工事もなかなかできず、タイミングを見計らっていました。そんな中、工期もずれてしまって「緊急事態宣言が解除されて6月くらいからの工事になりますかね～」っていう空気になっていました。（ステイホーム中に居室内に出入りされたり、断水を何度もしたりは難しかったので工期は仕切り直しせざるを得なかったのです）ステイホーム中に「じゃあちょうど配管工事で壁とかも壊されちゃうならそのタイミングでお風呂のリフォームやっちゃおうか！」と盛り上がり、色々と私たちの計画が始まりました。ステイホーム期間はショールームなんかも閉鎖中なのでネットで色んなお風呂のカタログ見たり、水回りのカタログを取り寄せたりして最初は趣味程度に色々読みふけっていました。
マンションのほうの工事では「PS【パイプスペース】」の2か所を全部開口して縦に走っているメインの排水管を全て交換する大工事を行います。マンションの中の全ての居室内のPSを壊して開ける大がかりな工事です。ということは、我が家の場合、お風呂場にある縦管とトイレとキッチンの間の縦管の壁を壊して開口する、結構大規模工事になるわけです。「えー、そんなにあちこち破壊されるんだったらお風呂場と洗面所も一気にリフォームしちゃおうかな」・・・という野望が頭をよぎり、試しに工務店のAさんに相談をしてみました。工務店のAさんには、ユニットバスの相談を去年からしていたので、ちょうどPS開口するタイミングでお風呂交換するのがいいかもしれないですね、って話をしていたので、ユニットバスの交換の見積はもらっていました。その後、「もし洗面トイレの方も一緒にやったらどうなる？」って間取りの提案と見積を出してもらったら、うーん。。。イマイチ収まりがどうなんだろ、ってことになり、「だったらいっそキッチンの食糧庫の場所をつぶしてそこにトイレをずらして、お風呂の位置も移設したらどうかしら？」みたいに話が割と急激にエスカレートしていきました。（爆笑）工務店さんもこの時期、予定してた工事がずれたりして、時間もあったみたいで私たち夫婦のクリエイティブ妄想の暴走にしっかり付き合ってくれて、ZOOM会議とかしてくれてました。結局、GWまでの間で、「もうどうせやるなら水回りとキッチン全部新しくしちゃおう！」ってところまで話はエスカレートしてましたね。ｗｗｗ
GW明けにマンション工事業者との打ち合わせが予定されていたので（うちが今マンションの管理組合の理事長なので）完全にマンション側の工期に合わせてリフォームの工事も設定できる状態にして、6月を迎えることとなったわけです。
一番価値のあるもの
自分でも、なんでこんなに大きな話になったんだ？！と考えるとおかしいけれど、やっぱり毎日の生活を素晴らしいものにしていくためにこんな素敵な事が出来るのであればこれはこれからの幸せの為の投資だなって思います。今まで頑張って働いて貯めた貯金は無くなるけど、代わりに毎日が最高居心地良くなります。そして「頑張ってまたいい仕事して稼ぐぞ！おー！」って気持ちになります。全部新しくなるし、経済も回せるし、心から自分の居場所、家を愛でて大切にして暮らせます。築46年のヴィンテージマンションだけど、管も全部交換して、土台部分も綺麗にして生まれ変わるタイミングで家の中も完全リニューアルできたら、私たちの生きている間はきっと問題なく幸せに暮らせます。なんか運気も上がりそう！お風呂も窓のある側に移設するので、至福のバスタイムになるし、お風呂があった場所には小さいけど、お客さんが来たときに泊まれる小さい部屋が作れました。今の壁も一面壊して見通し良く、明るくできたしキッチンも新しく向きを変えて対面式にしてもらいました。一生幸せにステイホームできる家にできました。私たちにとってこんなに価値のあるものはありません。私たち夫婦は元々、仕事場も、暮らしも全てがこの家がホームベースなので、暮らし方そのものは大きく変わりませんが、このコロナの影響で世界中の人の暮らし方がだんだん変わっていくのだと思う。リフォームではなく移住を考える人も出るだろうし、やり方は色々あるけれど、これからの時代、沢山の人が「自分の本当の居場所」について考えさせられるようになるのだと思います。私はとっても行動が早い（人はそれをせっかちだと言うｗ）のでステイホーム中から工務店のAさんに連絡しまくっていましたが、案の定、緊急事態解除後6月に入ったらAさんのところには立て続けに15件くらい新規案件が入ってきたそうです。みんな考えることは一緒だよね！一番最初に工事してもらえて、私は今回「あーせっかちで良かった！」って初めて思いました。笑
職人さんの技が素晴らしい！
前回、1月に寝室の工事をしてもらった時は住みながら2週間くらいで工事をしてもらった天山工務店さん。
本当に令和に入って今のところ一番の、最高の出逢いだったわあ、って思う素敵な工務店さんなのです。ここの会社は70年続く老舗で、今は4代目になって続いている、とても若くて元気のある、いまどき無いようなアットホームで素敵な地域の工務店さんです。現場を指揮するAさんはお茶目で、デキル男なんだけど、やっぱりチームAでやってくる職人さんがみんなスーパーです！邪魔にならない程度にずっと見ていたい丁寧な仕事ぷりです。リフォーム考える人には絶対おススメしたい。素晴らしい丁寧な仕事をするし、指揮する人たちが若いから（職人さんはベテラン多数）パワーがあるしスピード感も素晴らしい。私は自分の一番大切な居場所をこの人たちに作ってもらえて本当に最高！って心から思える最高の仕事でした。
私の家は築46年だけあって、何度も色々作り変えられているので、変な梁とか謎のでっぱりとか不要な軽量鉄骨とかあちこちにあったわけです。家って壊して中開けてみないとわからないことが多いんだなあって事も良くわかりました。水平もちゃんと取られてないと壁も床も歪んじゃうし、結構作る人の良し悪しで変わります。元々内装をした業者が割と安く早く作ったようだったので、壁に断熱材が入ってなかったり、その代りまったく無意味な床下に断熱が入っていたり、今回開けてビックリ面白い事が沢山ありました。
1月に一度寝室の壁とか床の一部とか開けてたこともあって、割と前に施工した業者の癖がわかっていたので、「ははーん」ってことも多かったみたい。でもちゃんとわかっているプロフェッショナルな人たちにやってもらっているし、とっても安心です。今回は寝室と逆側の玄関側（家の1/3くらいのエリア）を全部壊してスケルトン状態から工事してもらったので床も壁も全部天山クオリティになりました！お風呂も今回移設した場所の関係でユニットバスを採用できず、結果的に在来工法で作ってもらったんだけど、おかげで最大限に小さなスペースを活かして素晴らしいゴキゲンバスにしてもらえました。最高！これから運気もバンバン上がりそう！
人生最高のプレゼント
「本当にせっかちっすね～」ってAさんに呆れられるほど、工事前からフライングで新しい冷蔵庫を買った5月から来週6月末まででちょうど夫婦そろってバースデー月間が続いています。
そんな我が家は、「今年の誕生日は二人とも人生最高のプレゼントになったね！」というくらいにこのお家のスーパーアップグレードが家族全員（猫にもね！）にとって最高のプレゼントです。
毎日キッチンに立ってもお風呂に入ってもトイレに座っても、お化粧してても、家中どこでも「快適~！！」って感じながら毎瞬を過ごせるなんて、こんな幸せなことはないものね。きっと新しいお風呂に浸かっていいアイディアも沢山生まれるし、新しいキッチンで美味しいものも沢山出来るし、新しい部屋で良い仕事も沢山出来ることになるでしょう。いくらでもステイホームしたい気持ち！猫たちも怖い思いして一時的な引っ越しを強いられたけど、きっと新しいお家に帰ったらうれしいと思うしきっと長生きできるね。本当にみんなにとって最高のプレゼント！！
さあ、あと2週間！出来上がったらまた報告します！
