家のリフォームレポート
2020年はコロナで何もできなくて「カレンダーから消えた年」とか色々言われていますが、私にとって2020年は最高なステイホームの年になっています。6月、一か月に渡りおこなった家のリフォーム!きっと一生に何回もできるリフォームじゃないので、しっかりと、この夏の楽しかった2020年最大のイベントとしてこの家のアップグレードプロセスを記録しておきたいと思いブログ記事を書くことにしました。
既にチクチクと他の記事でも猫の棚のこととか、リフォーム中の事とか部分的には書いていますが、全貌お見せする機会がなかったのでここにまとめて全部の出来上がりをレポートします!
初めは『ユニットバスの交換』のつもりで始まった話だったのに何故か、自粛期間中に夫婦で色々話し合って、夜な夜な調べて盛り上がってしまい『水回り全部変えちゃおう!』工事に発展した今回のリフォーム。
勢いだったとはいえ、プランニングから実行までここまでフルにエンジョイ出来たのだから一生物の思い出です。
4年前、この家を初めて見た時にはこんな間取りの家でした。色も全体的に焦げ茶色基調でした。
この状態から少しずつ、和室を潰したり和室の押し入れを無くしたり仕事部屋のクローゼットを無くしたり、重々しい茶色の建具(ドア)を白い可愛いドアに変えたり、壁紙を張り替えたり、窓サッシを入れ替えたりカーテンをブラインドに付け替えたり、毎年何かしら少しずつアップグレードしてきました。
大がかりな工事は今年初めの寝室のクロゼットリフォームもやりました。
からの〜。
今回の水回り大改造です!
こちらがまず工務店さんからのリフォーム案3つです:
お風呂場をどこにするかで、工事内容全然変わるので、色々案を出してもらい結局この採用した案に決定しました。割とイメージしてたので即決だったけど!
ある意味、すごく正しいステイホーム自粛期間の過ごし方だったように思います。3-4月の間、たっぷりとリサーチをしてプランニングをして、工務店とzoomで打ち合わせを重ね、5月に諸々の発注を始めて、仮住まいも手配して6月1か月間でリフォーム工事。
元々、マンションの大規模給水排水管工事に合わせてリフォームを行う予定だったので、上手いこと、その工事期間にもリフォームを合わせられたし色々と結果オーライでした。どの道今年は他の年と違って、家で過ごす時間が長くなるのは目に見えているので、本当に思い切って早めに決断して良かったなぁって思います。
リフォームしてから本当に家の住み心地が良くなって、毎日が本当に快適で幸せいっぱいです。
1か月間に渡る工事期間は長かったけど、毎日工事の進捗を見るのも楽しかったし、工事中に思いついちゃって追加してもらった工事もあったので、やっぱり優秀な現場監督と共に行うリフォームは楽しかったし、頼もしかったし夢膨らんで最高でした。
せっかく沢山工事工程のの写真も撮ったので、場所ごとにどう変わったのかご説明しちゃいます!何かの参考になればと思います!
壮大なる変更プラン
結局色々考えた結果、この度我が家は、水回りに関係する全ての場所をリフォームしました。
①お風呂
②洗面
③トイレ
④客間
⑤キッチン
わけると、この5つのエリアです。
元々、天山工務店さんとの出会いは去年の10月にタカラスタンダードのショールームにフラっと立ち寄った所から始まりました。
引っ越した時から、前の人があまり綺麗に使っていなかったみたいでお風呂場の床の傷みが結構気になっていました。缶を置きっぱなしにしたのか、床に丸い錆の跡が付いていたり、タイルがハゲていたり、カビっぽかったり、プロのクリーニングを入れても取れない汚れなど…。いつかお風呂をリフォームしたいなぁ、と思いながらお金もかかるし、お風呂はいつかね…と先送りにしながら毎年少しずつ家の違うところを(窓サッシとか、カーテンとか、家具の買い替えとか)マイナーアップデートして生活向上を目指していました。
元々の(マンションが建った時の)間取りでは、玄関入って右側の場所がお風呂の配置になっていて、今も真下の家や真上のお部屋はその場所がお風呂場になっているそうですが、私の部屋はその場所がシュークロゼットになっていました。靴を置くだけのシュークロゼットなのに、窓があって靴の色が焼けてしまうという意味のない窓…。
今回のリフォームで元々の間取りに戻す形でプランを作り、今トイレになっている場所とシュークロゼットの場所をお風呂場にし、キッチン側の食糧庫を潰してトイレにする事でバス、洗面、トイレを1箇所に集約。
そして元々お風呂場があった部屋は納戸と繋げて、小さな客間兼ランドリールームにリフォーム。シュークロゼットを潰してしまった分は、玄関に大きな作り付けの靴箱を設置して収納を確保。そしてキッチンももう少し大きくして食糧庫を潰してしまった分、収納を増やしてリビングに向けて対面型になるアイランドキッチンに変更。
そんな壮大な計画になっていったのでした〜♪
①お風呂
話を戻そう。
そう、全てのの始まりが『お風呂』です。
元々タカラスタンダードのショールームでみたユニットバスにするつもりでいたわけで、タカラの『ゴシゴシ洗っても傷まない床材』に惹かれてタカラのユニットバスを入れるつもりでした。
先にお風呂場をここに移設する、というのを決めていたのでいざプランニングを始めると、邪魔な梁などがあってどうしてもユニットバスは入れる事ができませんでした。残念!
でもだったら、少し高くはなるけれど在来工法でスペースをフルに活用してジャストサイズのお風呂場を作りましょう!という事になりました。せっかくユニットバスじゃないなら、自分の好きなタイルの色も選べるし、自分らしく作れます。
全体的に白い、細かいモザイクタイルを貼ってもらい浴槽のエプロン部分だけ、差し色にオレンジのモザイクタイルにしました。床はゴシゴシ洗える白のサーモタイルにしたので、ゴシゴシあらっています。サーモタイルなので冬も寒くない予定。
狭いお風呂場だけど、バスタブは以前の1116サイズに比べると、1500サイズ(TOTO製)にできたのでゆったりで足も伸ばせる最高のお風呂になりました。
梁があるので洗い場は狭いけれど、ユニットバスより天井も高いし、窓も付いているので格段に快適なお風呂になりました。
窓は今までシュークロゼットで靴を色褪せさせる事しかできなかったのに、今はお風呂場を明るくしたり、熱い時に換気をしたり風を入れたりしてるので正しい役割を果たせるようになって喜んでるように見えます。自粛期間中は長風呂も楽しみの一つなので快適に長時間入れるお風呂場は大満足の仕上がりとなりました。
②洗面(脱衣所)
洗面台は今までは幅100センチのものを使っていたのですが今回は120センチ幅の洗面台にしました。
お風呂場手前の脱衣所エリアが以前よりも狭くなるので洗面台の附属キャビネットの下部分はそのまま脱いだ服を入れられる洗濯カゴにして上部はタオルを入れるキャビネットにしました。中段にある引き出しにはシャンプーやハンドソープのストックやバブや温泉の素をストックしています。
洗面台の上にもアッパーキャビネットをつけたので、トイレットペーパーや箱ティッシュなどの買い置きはここに全て収納できます。狭い割に片付く、満足設計です。
ドアは前にシュークロゼットの入り口に使っていた同じアンティークのドアを使ったのですが、今回はペンキ屋さんが色を塗ってくれたので、洗面所の入り口のドアはターコイズブルーにしました。
③トイレ
トイレはかなり悩みましたが、洗面とお風呂場のさらに奥、今まではキッチン側から入る食糧庫、として使っていた場所を潰してトイレにする事にしました。これまでは洗面の場所がトイレだったのですが、トイレが不自然に広い家だったのでバランスは良くなったと思います。
新しくトイレの場所に選んだ元食糧庫も、斜めで変形の部屋なので、出来上がりを見るまでは『大丈夫かなぁ?』という感じでしたが、ここも窓があって陽が入って明るいし(夕方まで電気つけなくても明るい!)斜めの壁が大きくて、大きな絵も🖼掛けられるし、変形で引っ込んでる分、かえって落ち着く良いトイレになりました!
洗面所を通って1番奥にあるのでトイレの場所としては良かったと思います。
トイレのドアは今までと同じアンティークの鍵付きのドアの流用ですが、白かったドアを私の好きな黄色に塗ってもらいました。幸せを呼ぶ黄色いトイレです!
④客間(兼ランドリールーム兼収納部屋)
元々玄関から入って左側には小さな収納部屋にしていた納戸があったのですが、その部屋と以前のお風呂場を潰した部屋を合体させて6畳くらいの部屋にしてもらいました。
そう、あのつぶとろドアノブのついたピンクの「どこでもドア」のお部屋です。
私達の家は、人が来た時に泊まれる部屋が無かったので、お布団が敷けるお部屋があるといいなということでちょうどお布団が敷けるギリギリサイズの床面のあるお部屋をプランニング。
とは言っても滅多に客間として使うということはないので、主には収納部屋とランドリールームという事になります。
個人的に気に入っているアイデアは、客間の洗濯機の横に、以前使っていた洗面台を残したこと。洗濯場に流しがあるのはとても便利だし、洗面台なので引き出しや物入れもついていて洗濯や掃除の道具が全部しまえるのも便利。ちゃんとした洗面台なので、帰って来て手洗いも出来るし、朝バタバタして洗面が混み合っても洗面台が二箇所あるのはホントに便利!そのうち、コロナが落ち着いて誰かが泊まりに来ても、客間に洗面台があるのはきっと便利です。
廊下を挟んで洗面脱衣所があるのでその洗濯カゴをパパッとランドリールームに持ってこられるし、洗濯へのアクション導線が素晴らしい!私はこのレイアウトのおかげでリフォームしてから、俄然洗濯掃除をするようになりました。笑笑
⑤キッチン
そしてそして・・・!!キッチン!!
なんといってもキッチン!!私にとっては夢のような、まさにドリームキッチンになりました!
キッチンのリフォームは最初考えていなかったんだけど、途中から増えちゃった大きな部分。食糧庫を潰してトイレにする案になった為に結局キッチンまで変更、の大きな話になったんだけど、結論から言うと1番やって良かった場所でした。
今までのキッチンは収納が少なかったのと、散らばっていたのと、導線が悪かったのでリフォームした事で格段に料理も片付けも楽に出来るようになりました。
今までは、こう言うもんだと思っていたので特に不満はなかったのですが、使いやすく快適になってからは『よくあの不便なキッチンで料理してたなぁ』と思うくらいにゴキゲン満足設計です。
以前は狭いけれどウォークイン食糧庫だったのでその場所がなくなるとだいぶ収納が減る感じがしたのですが、新設されたオーダーメイド食料品キャビネットはかなりの大容量で充分な大きさです。しかも全部が見渡せるので使いやすい。
どうせキッチンも新しくするならと、色々なメーカーの特徴を調べてみました!
グレードやシンクや値段や割引率をベースにリクシルのアレスタと言うキッチンにしました。
アイランドキッチン自体も今までよりも少し幅を広げて大きくして、カウンターの高さも5センチ高くして自分の使いやすい仕様にしました。更にこだわったオプションは、広々Wサポートシンクという、でっかい鍋がそのまま入るでっかいシンク!それからアイランドキッチンのリビング側の全面を食器収納にしたので、良く使うお皿を全部キッチンユニットの中に収納出来ました。今まであったけど使っていなかった食洗機は無しにしてその分収納を増やしました。
少しキッチンをワイドにしたことで、シンクとコンロの間の作業台が広くなり、そこにコンセントも二口つけました。
コンセントがあるので、フードプロセッサーもミキサーも低温調理器も作業台で便利に利用出来ます!本当に使いやすい♪
キッチンの背面側にはコーヒー豆を挽いたりコーヒーを淹れられるカウンターがあり、給湯器やインターホンのリモコンやコンセントなどをまとめたコーナーとなっています。
新しく買ったヘルシオもカウンターの冷蔵庫側に設置。
このカウンター部分にはお風呂に使った白いモザイクタイルを貼ってもらいました。これもすごく気に入ってます!タイルなので掃除もしやすい♪
リモコンコーナーの下には炊飯器やトースターを引き出せる電化製品コーナーがあり、その下は引き出せる分別ゴミ箱。
キッチンエリアには、汚れが目立たない柄の、掃除しやすいフロアタイルを貼りました。キッチンが独立して見えるし、真っ白なシステムキッチンのちょっとしたアクセントになったので気に入っています。
ガスコンロとガスオーブンは今までのモノを使うので、それ以外のものを設置してもらいます。リクシルの工事担当者がやってきて、2日掛かりで設置作業が完了しました。設置が完了した後に、水道屋さんやガス屋さんがすべてをつなげてくれます。
最終的に背面のカウンターには白のモザイクタイルを貼ってもらったのでこんな風にアクセントになってとってもかわいく仕上がりました♪ペーパータオルおじさんも新しいキッチンでちょっと嬉しそう。
冷蔵庫はステイホームになってから冷凍庫スペースを大きくしたくて、ひと回り大きな冷蔵庫に買い替えました。新しいシステムキッチンに合わせて白いものにして、そのサイズを考慮してシステムキッチンのキャビネットを選びました。なので、全てがきっちりと収まる完璧なキッチンになりました!
キッチンに立ってみると、必要なものを出し入れするのに、ほとんどワンアクションで手が届きます。今までのキッチンではキッチンが部屋を分断していたのでぐるーっと回らないとお皿が出せなかったり、道具が別の場所にしまってあったり、コンセントが無かったり、作業台が狭かったりで本当にいちいち手間がかかりました。
これだけ導線が良くなり、物が取りだしやすかったりシンクが広々してたりコンセントがあちこちにあったり、作業台や一時的にものを置く場所があったりするだけでこーんなにも作業が快適になるものなんだなぁと心から感激‼︎
そして全てのものに、キチンとしまい場所があると、散らからない!必ず全ての道具がそれぞれの持ち場に帰っていくので片付くし、なくならない。キッチンが丸見えのアイランドなので常に洗い物も綺麗にしまうクセもつくし、今までとは大違いなくらいに常に片付いています。
それから、キッチンの向きを変えた事で、今まで背面で潰れていたベランダが活きました。ベランダからの陽が部屋に入るので本当に明るいキッチンになりました。柱の横の壁も一枚抜いたことで、キッチンだけではなくリビングまで光が入り全体的にとても明るいリビングダイニングキッチンになりました。
本当に大好きなお家になりました。
お料理も片付けも本当に毎日楽しいです。
まとめ
コロナという大変な時代ですが、自粛期間があってじっくりとプランニングに時間を取れたのも良かったと思います。『こう変えたら、こういう風に使える』という想像を沢山して配置や変更を一つひとつ決めていく。これが深く考えぬかれていないと、失敗すると思う。
私達は元々の間取りのなかで色々な工夫をしながら4年住んでいたけど『ここに収納があったらなぁ』とか『ここの導線がもう少し良かったらなぁ』とか『ここのアクセスがもう少し良いといいのに』とか不満を満足に変えるようなアイデアを沢山意識して細部まで変更していきました。住む人のアイデアと、アイデアを聞いて実現してくれる腕利きのチームがうまく連携できたから実現したと思います。とても満足なリフォームをしていただき最高にハッピーです!
最後にギャラリー♪
工務店の施工例でプロの撮影をしていただいたので綺麗な出来上がりをご覧くださいませ!
2020年の最高の思い出!!私は幸せです!
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